THE☆SPIRALs−Part.6




K「随分遅くなったが、スパイラル8巻発売だぜ!
  しかし、俺、メチャクチャ痛い目見てないか?」

H「気のせいだよ、浅月♪
  僕にしとめられなかった分、ありがたく思いなよ」

R「ああ、でもそれは清隆様の予言通り!
  さすがです、清隆様、全てはお見通しなんですね!」

T「こらこら、清隆教だなんて新しい宗教を作らないでおくれよ。
  あたしは生粋の日本人だし、宗教にこだわりはないけどさ」

Y「確かに日本の方って、宗教に興味のない方多いですよね〜。
  ここはぜひとも、ひよのちゃん教を広めるチャンスです!」

N「あんたも怪しい宗教を作るな!
  今のままでも十分やっかいだってのに、何処までややこしくする気なんだ!」

Y「大丈夫ですよ、鳴海さんがいれば大体のことは片付きますから」

N「人を掃除機のような扱いしないでくれ!」

R「違いますよ、弟さん。
  全ては信頼の下に成り立つ、素晴らしい思いです!」

T「信頼ねぇ……。家にも一つ、信頼のない兄がいるけど」

K「人を邪魔なだけの物扱いしないでくれ!」

H「邪魔なだけの物何じゃない?」

K「何だと」

ごすっ(香介の頭に、貧血気味な自閉症のヒヨコの置物が当たる)

A「貴様等……リーダーを差し置いて話を進めるとは、良い度胸だな……特に浅月」

K「待ていっ!! 毎度の事ながら、どーして俺なんだ?!」

H「だって君が話し始めたじゃない、今回」

R「そーだよ。そんなことも忘れたの?」

Y「さすが間抜け眼鏡ですね!」

T「こんな奴があたしの兄だなんて……はあぁぁ……」

N「相変わらずの言われっぷりだな……」

A「所で、だ。今回の実験は何にするか?
  一応案としては、爆薬の量と浅月の生命力の比較というのがある。
  死亡した場合を100とするのだが……」

K「ちょっと待て!! 何だその100の値は!!」

H「わぁ、とってもいい感じの実験だねぇ♪
  僕も微力ながら手伝わせて貰うよ!」

R「爆弾なら準備はいつでも出来るよ!
  ざっと20段階の強さで、ビルだって吹っ飛ぶんだから☆」

Y「さすがです! 私も、何だか燃えてきましたよ〜!
  さぁ、記録の準備は満タンです!!」

T「よし、こっちは香介の捕獲に成功したよ!
  檻から逃げない内にさっさと開始しとくれ!」

K「い〜や〜だ〜!!」

N「い、一応フォローしといた方が良いのか?
  あのな、アイズ……病み上がりだから、実験はやめ……」

A「点火」

N「ああ、無視だ……」

R「カウントダウン! 3,2,1,0!」

チュッドーーーーーーーーーンッ

K「ギャッ……」

R「あ〜〜〜〜!! ごっめ〜ん、いきなり最大の渡しちゃったv」

H「まったく、リオはうっかり屋さんだな〜。
  気を付けなきゃ火薬がもったいないよ♪」

N「奴の命は火薬未満か……」

Y「ふふふ、今のは爆発力Lv.B、と言った所でしょうか?
  なかなかの威力ですねぇ」

T「あれ? 香介が見あたらないねぇ。
  もしかして、今の爆発で檻ごと吹っ飛んだのか?」

A「うむ、どうやらそのようだな。仕方ない、今回も失敗か……。
  では、以上、解散!」

Z『さよ〜なら〜!』




本日の実験・・・失敗。




K「くそ〜、いつになったら俺は報われるんだぁぁ!!」

N「もう諦めろよ、浅月……」

K「いーやーだーーーー!!」






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