ずっと
ずっと キミの側に居たかった ごめんね 【 DEAR * from SMILE to YULI 】 「ねぇ、ユーリ」 「なんだ。スマイル」 「ボクさぁ・・・・・今日寿命かも」 「・・・・・お前はいつも唐突だな」 「そーかな?」 「そういう事を何故もっと早く言わない」 「言ったらユーリ泣いちゃうかな〜?って思って」 「誰が泣くか」 「泣いてくれないの?」 「・・・・・もう慣れた」 「そっか。それもそーだね」 「だがまぁ、鎮魂歌位は歌ってやる」 「アッシュの時も歌ってたよね。僕もあの歌がいいな」 「――そうか」 「僕、ユーリの事大好きだよ」 「それは光栄だな」 「でもユーリはアッシュが好きだったんだよね。僕アッシュにいっぱいヤキモチ焼いてたんだよ?」 「・・・・・」 「でもやっぱり、いなくなったら寂しいよね」 「・・・・・」 「ユーリは・・・・・また独りぼっちになっちゃうんだね」 「――そうだな」 「寂しい?」 「もう慣れたと言った筈だが」 「ウソ。ユーリはホントは凄く寂しがり屋だよ」 「大した自信だな」 「どんだけ永く一緒にいたと思ってるの」 「それもそうだな」 「そーだよ」 「・・・・・また、見付けられるといいね。仲間」 「・・・・・ああ」 「ユーリは、これからも歌っててね」 「ああ」 「そんで時々は、Deuilの事、思い出して」 「判った」 「約束だよ。ユーリ」 「ああ。約束だ」 「ユーリに守れるか心配〜」 「・・・・・最後まで私を馬鹿にする気か」 「ううん。信じてるよ?」 「なら良い」 「――なんか・・・・・眠くなってきた」 「ならばもう眠れ」 「――うん・・・・・おやすみユーリ」 「――ああ。おやすみ」 大好きだよ。ユーリ Fin... *あとがき* 初のポップンSSです。 『蹄の跡』の管理人さんたちに読んで貰ったところ意外にも好評で、あちらのサイトにのっけて頂きました。 このSS、実は送った後にちょこっと改訂してあります。 トップの台詞とユーリの台詞の一部を変えました。 『蹄の跡』さんごめんよ!! 見てみたい方がいれば、改訂前のは上記のサイトさんへ行ってドウゾ。 記念すべきDeuilの初SSが、割と遠まわしな表現ですが死にネタです。 この時点だとアッシュ君は既に亡くなってます。 ・・・・アッシュファンの方々本当に御免なさい。 て言うか全てのファンの皆様御免なさい。 個人的設定として、ユーリには特に寿命という物がなく、スマイルはすっごい長生きだけど(少なくとも500年はイケる)、寿命はあります。 アッシュがこの中では一番短命。それでも100年はピンピンしてると思います。 なのでユーさんは大事な人に置いて逝かれるばっかりです。 辛いよなぁユーさん。 200年寝たこと無いんで到底彼の心境にはたどり着けませんが。 更に裏設定として、コレはアシュユリ←スマが前提です。 てかコレが私の中でのベースなのでスマのは切ない思いばかりさせてしまっています。 スマイル大本命なのに何考えてるんでしょうかね。 長くなりました。 本当はもっと語るべきことがあるんですがこの辺で退却。 ここまで読んでくださってありがとうこざいました。 あ、このSSは『Dearシリーズ』として別編も書きます。 多分これと、アッシュからユーリへ、ユーリから2人への3本仕立てになるかと。 いつになるかは全く予想できませんが出てきたときは宜しくしてあげて下さい。 2005年 莢香 |