+雨に濡れて+


イラスト



文化祭に急遽書いたヤツ。
紙ケバケバ。
(コメント・莢香)

けして弱い雨ではない。
大粒の雨に視界は遮られ、少し歩けば服の裾が濡れる。
だのに彼は抗うことなく、雨に打たれる。
そして、雨を降らす黒い雲と同じ色をした、汚いコンクリートの町を。
目をそらすことなく、見つめていた……。


そしてこの文化祭を機に、莢香さんの水彩塗りが始まった……。
(コメント・弥栄)



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